賃貸のインターネット回線を契約する流れ!8ステップで完全解説!

この記事の内容

  • インターネット回線を契約する流れ
  • 賃貸のインターネット設備6選
  • 賃貸で使える3つのネット回線
ひかりちゃん

賃貸アパートでインターネットを使いたい。どうやって契約したらいいのか教えて欲しい…。契約までの流れを知っておきたいです。

自宅にインターネット回線がないと不便ですよね。最近では、SNSや動画の視聴を頻繁にする人は増えてきました。

しかし、インターネット回線を契約するには、工事や設定など手続きをしくてはいけません。失敗しないためには、インターネット契約までの流れを把握することが大切です。

そこで当記事は「賃貸のインターネット契約の流れ」を8ステップで解説します。

しょう

読み終わる頃には、インターネットを契約する時の悩みや不安は解消しているます。ぜひ最後までご覧ください。

記事を読むと分かる3つのこと

  • インターネット回線を契約する流れ
  • 賃貸のインターネット設備6選
  • 賃貸で使える3つのネット回線

賃貸インターネットがないときの対処法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

この記事を書いた人

運営者 しょう

デジタル庁推進員×Webライター

大家歴4年目

SNSのX(syo_digital_oya)でインターネット回線に役立つ情報を発信しています。

気になる内容があれば、目次をタップするとすぐに本文を読むことができます。

記事の目次

賃貸のインターネット回線を契約する流れ

この章では、賃貸のインターネット回線を契約するまでの流れを8ステップで解説します。2つのパート①契約までと、②インターネット開通までに分けてみていきます。

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インターネット回線の契約までインターネット開通まで
管理会社に確認する開通工事の予約をする(光回線)
回線事業者を決める開通工事をする(光回線)
プロバイダー事業者を選ぶONU・Wi-Fiルーターの設定をする
料金プランを決めるスマホ・パソコンの設定をする

管理会社に確認する

賃貸でインターネット回線を導入する時は、不動産の管理会社へ報告しましょう。管理会社に聞くのは「インターネット設置状況」と「回線工事の許可」です。

インターネット回線の工事は、壁に穴をあけたり、騒音のする場合があるので事前に許可を取っておく必要があります。また、賃貸にインターネット設備がある時は、回線工事をしないでインターネットが使えます。

賃貸のインターネット設備について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

回線業者を決める

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項目光回線ホームルーター モバイルWi-Fi
月額料金約5,000円約4,000円約3,500円
通信制限無制限一部制限制限有
工事の有無必要不要 不要
通信速度早い普通やや遅い
通信の安定さ安定普通やや不安定
導入の手軽さやや難しいカンタンカンタン
インターネット回線一覧

賃貸のインターネット回線には、光回線とホームルーター、モバイルWi-Fiの3種類があります。それぞれの回線は、機能や使い勝手が異なります。

光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiの特徴を見ていきましょう。

光回線の特徴

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光回線のメリット光回線のデメリット
通信速度が高速かつ安定工事が必要になる場合が多い
通信制限なく使える他の回線より月額料金が高め
マンションの月額料金が安いネットが使えるまで時間がかかる
光回線のメリット・デメリット

ホームルーターの特徴

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ホームルーターのメリットホームルーターのデメリット
工事不要でインターネットが使える光回線より通信速度が劣る
引越し先でも利用できる天候や障害物に影響されやすい
コンセントを挿すだけで使える外出先で接続できない
ホームルーターのメリット・デメリット

モバイルWi-Fiの特徴

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モバイルWi-FiのメリットモバイルWi-Fiのデメリット
工事不要でネットが使えるホームルーターより速度が劣る
外出先に持ち運びできる通信状況が安定しない
月額料金が安い通信制限がある
モバイルWi-Fiの特徴

光回線とWi-Fiでお悩みの方はこちらの記事を参考にしてください。

プロバイダを選ぶ

プロバイダとは、インターネット回線を接続するサービスを提供する事業者です。例えば「GMOとくとくBB」や「OCN」があります。プロバイダによって料金プランが異なるので慎重に選びましょう。

代理店から申し込む方法もありますが、キャッシュバック特典がない場合があるので注意が必要です。

ひかりちゃん

ネット回線位はどんな代理店がありますか?

代理店について気になる方はこちらの記事を参考にしてください。

料金プランを決める

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回線の種類回線業者月額料金
光回線戸建て:4,818円
マンション:3,773円
戸建て:5,720円
マンション:4,400円
ホームルーター一律:4,928円
一律:4,950円
モバイルWi-Fi発送月:1,375円
1ヶ月目以降:4,807円
3Gまで:1,078円
3G超過~20Gまで:2,178円
20G以上~無制限:3,278円

プロバイダを選んだら合わせてプランを選びましょう。光回線には「1Gタイプ」と「10Gタイプ」があり、10Gタイプの方が月額料金は高いです。

しょう

ここまで前半のおさらいをしておこう。

賃貸におすすめのインターネット回線が知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

開通工事の予約をする(光回線)

光回線の申し込みをすると開通工事の予約をします。工事までの期間は時期によって異なりますが、2週間~2ヶ月かかる場合が多いです。

工事内容は作業員が現地で作業する「派遣工事」と「無派遣工事」の二つがあります。光回線のインターネットをすぐに使いたい人は、光ファイバー対応賃貸か完備物件を選ぶと良いでしょう。

画像引用 GMOとくとくBB

光ファイバー対応賃貸と完備物件の違いについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

開通工事をする(光回線)

光回線はインターネットを使うために開通工事が必要です。開通工事当日までに、自宅へ通信機器が郵送されるので受け取っておきましょう。

ホームルーターとモバイルWi-Fiは、回線工事が必要ないので、次のステップ「ONU・Wi-Fiルーターの設定」まで読み飛ばしてOKです。

STEP
建物まで光回線(光ファイバー)を引込む

インターネット未対応の物件の場合、近くの電線から建物に光ファイバーを引き込む工事をします。

STEP
建物の共有部に配電盤(MDF)の設置

光ファイバーを集約した配電盤を管理室や共有部に設置します。

STEP
各フロア共有部までの配線

配電盤から各フロアに配線を供給します。

STEP
部屋の中に配線を引込む

光ファイバー対応物件の場合、共有部から部屋内に配線を引き込む工事をします。

ひかりちゃん

工事に派遣工事と無派遣工事があるみたいだけど、どんなケースだと派遣工事になるの?

派遣工事となるケース

  • 建物と部屋に配線が引き込まれていない
  • 部屋の中にに光コンセントがない
  • 新しく光回線を契約する

無派遣工事となるケース

  • 部屋の中に光コンセントがある
  • 光回線を転用する
しょう

光回線の転用とは、フレッツ光からドコモ光やドコモ光からとくとくBB光に変更した時をいいます。

部屋に光コンセントがある場合や、光回線の転用するときは、無派遣工事で引き続きインターネットが利用できます。無派遣工事は、当日に立合いが不要など面倒な手間がかからないのがメリットです。

:派遣工事と無派遣工事の内容

派遣工事の内容無派遣工事の内容
建物に配線の引込み

信号の切替
共有部の配線の引込み
居室内の配線の引込み
光コンセントの設置
派遣工事の内容

ONU・Wi-Fiルーターの設定をする

画像引用 NTTドコモ

配線工事の後は、ONU(モデム)とWi-Fiルーターを設定します。ONUは、光信号をデジタル信号に変換する機能があり、Wi-Fiルーターは無線によって複数のデバイスと接続する役割があります。

ホームゲートウェイはONUとWi-Fiの機能を併せ持つ1台2役の優れものです。

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通信機器機能
ONU光信号をデジタル信号に相互変換する
モデムアナログ信号からデジタル信号に変換する
ルーター複数のデバイスと無線接続する機器
ホームゲートウェイONUとルーターの1台2役の優れもの

ONU・WiFiルーターの設定方法は、動画で確認することができます。とくとくBB光なら誰でも簡単に設定できます。具体的な手順は1分26秒から始まります。

ONU・WiFiルーターの設定手順

  • ONUとWi-Fiルーターをコンセントに挿す
  • ONUとWiFiルーターを接続する
  • 30分間待機する

ONU・モデム・WiFiルーターについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

スマホ・パソコンの設定をする

通信機器のONUやWi-Fiルーターの設定したら、次にスマホに接続する設定をします。Wi-Fiルーターがあれば、複数のデバイスでもインターネットを楽しむことができます。

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テザリングの手順(iPhone)テザリングの手順(Android)
設定アプリを開く設定アプリを開く
モバイルデータを選択ネットワークとインターネットを選択
個人用ホットスポットを選択ホットスポットとテザリングを選択
個人用ホットスポットをオンにするモバイルホットスポットをオンにする
Wi-Fiパスワードの設定モバイルホットスポットの設定を調整する
接続をクリックする他のデバイスで接続する

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賃貸のインターネット設備6タイプ

賃貸のインターネット設備の6タイプを解説します。賃貸でインターネットを導入する時は、入居する賃貸のタイプを知っておかなければなりません。

インターネット対応物件

メリットデメリット
プロバイダーを選べる開通まで時間がかかる
特典が貰える月額料金がかかる
契約手続きが必要
インターネット対応物件

インターネット対応の賃貸は、共有部の配線工事は完了していますが、部屋の配線が引き込まれていない物件です。プロバイダーの契約をする必要があるので、引っ越し当日にインターネットは使えません。

しょう

すぐに使いたい人はインターネット完備物件がおすすめです。

インターネット完備物件

メリットデメリット
契約の手間がかからないプロバイダーを選べない
引っ越し当日にネットが使える特典を受取れない
初期費用がかからない通信速度が遅い場合がある
インターネット完備物件

インターネット完備賃貸は、インターネット接続に必要な回線業者とプロバイダーが決まっている物件です。そのため引っ越し当日からインターネットが使えます。

光ファイバー対応物件

光ファイバー対応賃貸とは、光回線の配線工事が共有部まで完了している物件です。インターネット対応物件は、光回線かWiFiの2つの場合があります。光ファイバー対応賃貸は光回線に限定されます。

メリットデメリット
プロバイダーを選べる開通まで時間がかかる
高速の光回線が使える月額料金がかかる
申し込み特典が貰える手続が必要
光ファイバー対応物件

画像引用 【SUUMO】

光ファイバー対応賃貸について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

光ファイバー完備物件

メリットデメリット
契約の手間がかからない特典が受取れない
引っ越し当日に使えるプロバイダーを選べない
初期費用を抑えられる通信速度が遅い場合がある
光ファイバー完備物件

光ファイバー完備賃貸とは、光回線の配線工事が共有部と部屋の両方が完了している物件です。インターネット完備物件は、光回線かWiFiの2つの場合がありますが、光ファイバー完備賃貸は光回線に限定されます。

対応物件と完備物件の違いを詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

インターネット無料物件

メリットデメリット
月額料金がかからないプロバイダーを選べない
解約金を払わなくていい通信速度の遅い場合がある
スマホの通信量が節約申し込み特典を受取れない

インターネット無料物件は、すぐにインターネットが使えて利用料が無料の物件です。物件によっては、光回線やWi-Fiのケースがあります。画像にあるネット回線は、「Wi-Fi」によるインターネット回線でした。

ひかりちゃん

インターネット無料物件についてもっと知りたい…。

インターネット無料物件について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

インターネット未対応物件

インターネット設備を設けていないのが未対応物件です。光回線を導入する場合は、大規模の回線工事が必要なので中止ましょう。

しょう

未対応物件は、ホームルーターやモバイルWi-Fiが導入しやすいです。

画像引用 SUUMO

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賃貸で使えるインターネット回線3選

賃貸で使えるインターネット回線を3つ紹介します。光回線とホームルーター、モバイルWi-Fiの3回線は、月額料金や通信速度など長所と短所がそれぞれあります。

光回線

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光回線
月額料金約5,000円
通信制限無制限
工事の有無必要
通信速度◎(早い)
通信の安定さ◎(かなり安定)
導入の手軽さ△(やや面倒)
キャッシュバック◎(最大100,000円)
光回線の特徴
ひかりちゃん

光回線をおすすめする人の特徴はどんな人?

光回線をおすすめする人の特徴

  • インターネット料金を安く抑えたい
  • 高速で安定した通信回線を使いたい
  • 格安スマホを利用している

ホームルーター

スクロールできます
ホームルーター
月額料金約4,500円
通信制限無制限
工事の有無不要 
通信速度○(早い)
通信の安定さ○(やや安定)
導入の手軽さ〇(カンタン)
キャッシュバック最大20,000円分
ホームルーター
へやたろう

ホームルータが向いている人の特徴は?

ホームルーターをおすすめする人の特徴

  • すぐにWi-Fi環境を整えたい
  • 工事するのがめんどくさい
  • 5Gエリアに住んでいる

モバイルWi-Fi

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モバイルWi-Fi
月額料金約4,000円
通信制限制限有
工事の有無不要
通信速度△(やや遅い)
通信の安定さ△(やや不安定)
導入の手軽さ〇(カンタン)
キャッシュバック最大57,000円
モバイルWi-Fi
ひかりちゃん

モバイルWi-Fiがおすすめする人の特徴はどんな人?

モバイルWi-Fiをおすすめする人の特徴

  • 外出先でインターネットを使う
  • スマホの通信量を押さえたい
  • 工事せずに気軽に使いたい

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賃貸とインターネット回線のよくある質問3選

賃貸とインターネット回線のよくある質問を3つ紹介します。掲載していない内容で質問や聞きたいことがある人は、公式ラインかお問い合わせから気軽に相談してください。

工事をしないでインターネットは使えますか?

工事をしないでインターネットは使えますか?

光回線の場合、部屋に光コンセントがあれば工事をせずにインターネットが使えます。また、ホームルーターやモバイルWi-Fiなら光コンセントがなくても無線によるインターネット接続ができます。

光コンセントの例

画像引用 NTT東日本

賃貸でインターネット付きとはどういう意味ですか?

賃貸でインターネット付きとはどういう意味ですか?

インターネット付きは以下3つのケースが考えられます。

  • インターネット対応物件
  • インターネット完備物件
  • インターネット無料物件

似た言葉ですが意味は大きく異なります。「対応物件」はプロバイダーの契約をしないとインターネットが使えません。「完備物件」と「無料物件」は、引っ越し当日からインターネットが利用できます。

しょう

インターネット無料物件は、ルーターの必要になる場合があるので、事前に不動産屋に確認しておくといいです。

不動産屋に内緒でネット回線は契約できますか?

不動産屋に内緒でネット回線は契約できますか?

ホームルーターやモバイルWi-Fiなら、不動産屋に内緒でインターネットを使えます。これは、回線工事をしないので不動産屋の許可が不要だからです。

光回線のインターネットを使う場合は、回線工事が必要になるので内緒にやるのは難しいでしょう。念のため相談しておくと、のちのトラブルを防げるのでおすすめです。

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まとめ

記事の解説は以上です。賃貸のインターネット回線を契約するまでの流れを解説してきました。

賃貸のインターネット回線を解約するまでの流れ8ステップ

  • 管理会社に連絡する
  • 回線業者を決める
  • プロバイダを選ぶ
  • 料金プランを決める
  • 開通工事を予約する(光回線)
  • 開通工事を実施する(光回線)
  • 通信機器(ONU・ルーター)の設定をする
  • スマホとパソコンの設定をする

以上が「賃貸のインターネット回線を契約するまでの流れ」でした。全体の流れを理解して行動すれば、回線選びで失敗する確率を大幅に下げることができます。ぜひ、当記事を参考にして最高のネットライフを送っていただけたらと思います。

上京不動産では、賃貸探しとインターネット回線に関する情報を発信しています。最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。

しょう

X(@syo_digital_oya)でネット回線選びに役立つ情報を発信しています。良かったら覗いてください。

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しょう
デジタル推進委員
1991年生まれ・茨城県出身
デジタル庁公式推進委員
一般財団法人インターネット協会会員
一般社団法人ソフトウェア協会会員

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